年長⑯
お茶の稽古で徐々に道具の名前やお茶のたて方を覚えてきた子どもたち。
16日には自分たちの茶碗を作るために益子焼に挑戦しました。
まずは鉛筆で紙に下書き。「模様というと何が思い浮かぶ?」子どもたちに聞くと、ハート・星・花・しましま模様などたくさん出てきました。
また「私はエルマー役だからりゅうを描くの!」「すぐ分かるように自分の顔を描いておこう。」など思い思いに絵を描きました。
そしてついに本番。茶碗に筆で絵を描いていきます。細い筆で茶碗に顔を近づけ、慎重に丁寧に描く子どもたち。
描き終えると笑顔でできたと先生や友だちに見せていました。完成した茶碗を見るのが楽しみです。
今回のサイエンスのテーマはおもりとバランス。
2チームで洗濯ばさみを土台が丸くなっているツリーにつけていき、どちらのチームがよりツリーを傾けられるか挑戦。
「傾けるには同じところに洗濯ばさみをつけた方がいいよ!」「倒れたら大変だから反対側にもつけよう。」チームで作戦をたてながら洗濯ばさみをつけていきます。
倒れないかドキドキでしたが、机につきそうなくらいツリーを傾けることができました。
次にカプセルに粘土を入れてみんなで転がしてみました。まっすぐ転がしても曲がっていくカプセル。
「どうして曲がっちゃうのかな?」「中に粘土入っているからだよ!」「粘土の重さで曲がっているんだね。」
これまでのサイエンスで教わったことも思い出しながら、みんなでなぜ曲がっていくのか考え話し合う姿が見られました。
洗濯ばさみを使い頭が下がっている鳥を、どのようにしたら上げることができるかグループで実験しました。
「頭と反対の尻尾につけたらどうかな。」「羽につけてみるのは?」鳥のどこに洗濯ばさみをつけるかグループで話し合い、何度も試していました。鳥の顔が上がると喜びながらも、「次は別の所につけてみよう。」と他にも上がる場所はないか考えていました。
今までのサイエンスとつながる部分もあり、子ども自身思い出しながら様々な方法を試して実験を楽しんでいました。
20日は楽しみにしていた小学校へ行き、一年生との交流会。
ドキドキしていた子どもたち。一年生に自己紹介をして名札をつけてもらうと緊張がほぐれ、楽しそうに話をしていました。
「ランドセルもう買ったよ!」と言っていた子どもたちも、いざ一年生のランドセルを背負わせてもらうと、「大きい…」「中に教科書とか筆箱が入っているから重たいんだね。」と言いながらも嬉しそうな顔でした。
その後、一年生と手をつないで学校の中を探検。図書室や理科室、職員室など色々なところを回り、「ここのお部屋はね…」と説明してくれました。「小学校って広いね。」「迷っちゃいそう。」と呟く子どもたち。
教室に戻り、一年生から登下校や給食、授業など小学校に入ってからのことについての発表がありました。
「給食では牛乳が出るんだよね。おうちでも飲んでみたよ!」「帰る時はみんなで一列になるんだね。お茶のお稽古行くときみたいだね。」
小学校のいろんなことを聞き、「はやく小学校行きたい!」と期待が高まります。幼稚園に帰ってからも「小学校では本を大きい順に並べるんだよね。」と言いながら自分たちで絵本をきれいに並べたり、「ロッカーはきれいにしないとね。」と片づけたりする姿も見られました。
徐々に小学校へ行く実感が湧いてきた子どもたち。
もうすぐ小学生にあがることを楽しみにしながらも、幼稚園でたくさん思い出を作っていきたいと思います。